成瀬は信じた道をいく あらすじと感想

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『成瀬は信じた道をいく』あらすじと感想|本屋大賞受賞作の続編をAudibleナレーター鳴瀬まみさんの朗読で聴く

著者:宮島未奈/ナレーター:鳴瀬まみ/出版社:新潮社(Audible版:Audible Studios)

こんにちは、ひよりです。今回ご紹介するのは、宮島未奈さんの『成瀬は信じた道をいく』。
2024年本屋大賞を受賞した『成瀬は天下を取りにいく』の続編で、2025年本屋大賞にもノミネートされた話題作です。
あの成瀬あかりが今度は誰の人生と交差するのか、休憩中に聴いていたつもりが、続きが気になって手が止まらない時間が続きました。
ナレーターの鳴瀬まみさんの朗読とあわせて、じっくりレビューしていきます。

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成瀬は信じた道をいく

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『成瀬は信じた道をいく』のあらすじ

成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。お笑いコンビ「ゼゼカラ」のファンである小学生、娘の大学受験を見守る父・成瀬慶彦、バイト先に現れたクレーマー、びわ湖大津観光大使になるべくして生まれた女子大生——個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻んでいく全5編の連作短編集です。

「ときめきっ子タイム」「成瀬慶彦の憂鬱」「やめたいクレーマー」「コンビーフはうまい」「探さないでください」という5つの物語を通して、我が道を突き進む成瀬あかりの姿が、彼女と関わる人々それぞれの視点から描かれていきます。そして最終話では、幼馴染の島崎が故郷・大津に帰ると、成瀬が書き置きを残して失踪しているという衝撃の展開が待ち受けています。

2024年本屋大賞を受賞したデビュー作『成瀬は天下を取りにいく』の続編にあたる本作は、2025年本屋大賞にもノミネート。「成瀬あかりシリーズ」は本作と『成瀬は都を駆け抜ける』を含む三部作として完結しており、シリーズ累計は100万部を突破する人気作となっています。

ひよりの感想

正直に言うと、前作の衝撃的な成瀬あかりの初登場シーンの印象が強かったので、続編ではその勢いが落ち着いてしまうのではと少し心配していました。ですが、聴き始めてすぐにその心配は杞憂だったとわかりました。休憩中に聴いていたのですが、成瀬の一貫してブレない生き方に、思わず先を聴きたくなって手が止まらない時間が何度もありました。

今回特に印象的だったのは、成瀬の父・慶彦が主人公を務める「成瀬慶彦の憂鬱」。娘の大学受験を心配する、ごくごく普通の父親としての慶彦の姿が描かれることで、あの規格外な成瀬あかりにもちゃんと「普通の家庭」があるのだと実感でき、不思議な安心感がありました。周囲の人々の弱さや戸惑いが、成瀬の圧倒的な強さを一層引き立てる構成は、前作から変わらない本シリーズの魅力です。

そして最終話「探さないでください」。まさかの成瀬失踪という展開に、思わず「えっ」と声が出てしまいましたが、読み終えたあとには「成瀬なら大丈夫だろう」という不思議な信頼感に包まれました。自分のしたいことをまっすぐに貫く成瀬あかりの生き方には、聴くたびに勇気をもらえる、そんなシリーズです。

ながら読書ポイント

全5編の連作短編集なので、休憩中や移動中に1話ずつ聴き進めやすい構成です。前作『成瀬は天下を取りにいく』を先に聴いてから本作に進むと、成瀬あかりというキャラクターの魅力をより深く味わえます。

著者・宮島未奈さんのプロフィール

生年 1983年生まれ
出身 静岡県富士市
在住 滋賀県大津市
出身大学 京都大学文学部
デビュー 2021年「ありがとう西武大津店」で女による女のためのR-18文学賞大賞・読者賞・友近賞をトリプル受賞。2023年、同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』でデビュー
主な受賞歴 第11回静岡書店大賞小説部門大賞・第39回坪田譲治文学賞・第21回本屋大賞など、『成瀬は天下を取りにいく』で15冠を獲得
主な作品 『成瀬は天下を取りにいく』『成瀬は信じた道をいく』『成瀬は都を駆け抜ける』『婚活マエストロ』『それいけ!平安部』など

宮島未奈さんは、2023年に『成瀬は天下を取りにいく』でデビューし、静岡書店大賞・坪田譲治文学賞・本屋大賞など15冠を獲得する快挙を成し遂げた滋賀県大津市在住の作家です。地元・大津を舞台に、規格外の魅力を持つ主人公・成瀬あかりの物語を紡ぎ続けています。

『成瀬は信じた道をいく』は、そんな宮島さんの代表作の続編にあたる作品。シリーズは本作と完結編『成瀬は都を駆け抜ける』を含む三部作としてまとめられ、シリーズ累計は100万部を突破しました。大津という土地への深い郷土愛を感じさせる作品世界は、宮島さんならではの持ち味です。

ナレーター・鳴瀬まみさんのプロフィール

誕生日 8月28日
出身 滋賀県
所属事務所 アーツビジョン(日本ナレーション演技研究所出身)
特技 関西弁・京都弁の方言、歌、料理、イラスト

鳴瀬まみさんは、滋賀県出身の女性声優。関西弁・京都弁を得意とすることもあり、大津を舞台にした本シリーズの朗読とは抜群の相性を誇ります。前作『成瀬は天下を取りにいく』に続き、完結編『成瀬は都を駆け抜ける』でも朗読を担当するなど、シリーズを通して成瀬あかりの声を届け続けています。

地元・滋賀県出身ならではの自然な関西弁のニュアンスを活かし、成瀬あかりの独特な言い回しや、周囲の人々の戸惑いや温かさを、生き生きとした表現力で読み分けています。大津という土地の空気感まで伝わってくる朗読は、本作の魅力を一層引き立てています。

よくある質問

Q. 『成瀬は信じた道をいく』はどんな作品ですか?

2024年本屋大賞受賞作『成瀬は天下を取りにいく』の続編で、規格外の主人公・成瀬あかりが様々な人々の人生と交差していく全5編の連作短編集です。

Q. 前作を読んでいなくても楽しめますか?

本作から読んでも楽しめますが、成瀬あかりの初登場シーンなど前作ならではの魅力もあるため、『成瀬は天下を取りにいく』から順番に聴くのがおすすめです。

Q. 「ながら読書」向きの作品ですか?

全5編の連作短編集で、休憩中や移動中に1話ずつ聴き進めやすい作品です。

Q. Audible版のナレーターは誰ですか?

声優の鳴瀬まみさんが朗読を担当しています。

まとめ

『成瀬は信じた道をいく』は、我が道を突き進む成瀬あかりの魅力がさらに深まる、本屋大賞受賞作の続編。滋賀県出身の鳴瀬まみさんの朗読が、大津という土地の空気感とともに成瀬あかりの物語を届けてくれます。ぜひ「ながら読書」で、その痛快な生き方に触れてみてください。

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